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吸上ポンプ(スイアゲポンプ)

随意契約(ズイイケイヤク)
水撃(スイゲキ)
水栓弁(スイセンべン)
垂直荷重(スイチョクカジュウ)
水平荷重(スイヘイカジュウ)
すがもれ(スガモレ)
数寄屋造り(スキヤヅクリ)
スケルトン・インフィル
筋違(スジカイ)
図心(ズシン)
スタンディングシーム
スチフナー
スチールサッシ
スチールテープ
捨コンクリート(ステコンクリート)
捨板(ステイタ)
ステープル
ステンレスシート防水(ステンレスシートボウスイ)
スパン
スパンドレル
スプリンクラー
隅唐草瓦(スミカラクサガワラ)
隅木(スミギ)
隅勾配(スミコウバイ)
隅出し(スミダシ)
隅肉溶接(スミニクヨウセツ)
隅棟(スミムネ)
スライド吊子(スライドツリコ)
スラグ除去(スラグジョキョ)
 
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吸上ポンプ(スイアゲポンプ)

 

ポンプ付属の送出口まで揚水することの出来るポンプ。

随意契約(ズイイケイヤク)

 

入札の結果、最低の入札価格が予算を超えるとき、再度入札をやりなおす。それでもなお予算を超える場合は、最も安い価格の入札者から順に値引き交渉をして、予算内に値引きした者と契約するのが通常の方法である。これを随意契約という。

 

水撃(スイゲキ)

 

管の内部の水が管を打つこと。ウォーターハンマーともいう。蒸気管に起こる場合は、管中の凝縮水が溜まっているとき、蒸気を通すと通気が阻害されて凝縮水が管を打ち、音を出す。この現象は管の屈曲部で起こりやすい。また、給水管の水撃は、比較的流速の早い場合、水源の枯渇など管内流水が何らかの原因で急に止まった場合に起こる。

 

水栓弁(スイセンべン)

 

バルブともいう。配管の途中に設けて流体の通過を制御する装置。これには次のような種類がある。

甲止水弁
埋め込み配管の途中に取り付け、ハンドルのみを壁面に出し、随時に水を止めるように用いられるもの。
乙止水弁
地中または床下の分岐点に設け、ハンドルを持たず、そ開閉は特定者の持参する開閉器によって行なう。
逆流止弁
チェックバルブともいう。管内の流水を一方向のみに限って流入させ、反対の流れを自動的に止めるもの。
スリースバルブ
ハンドルの回転によって、管内の流水方向に垂直な隔壁を上下して流水を調節する。
グローバルブ
ハンドルの回転によって、内部の駒を上下して、管内の流水と同方向の隔孔を加減して流水を調節する。

 

垂直荷重(スイチョクカジュウ)

 

上から建物に加わる力のことで、建物自身の重量(固定荷重)、建物中の家具や人の重量(積載荷重)、雪の重量(積雪荷重)、などがある。

 

水平荷重(スイヘイカジュウ)

 

建物に外から加わる力のうち、横から水平に加わると考えられる荷重、例えば風荷重や地震荷重のようなもの。

 

すがもれ

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軒先に氷提が出来ると、屋根上の雪溶け水は氷提に堰き止められ留水となる。留水の量が増すと越水や毛管作用によって防水性の低い部分から漏水する。この現象をすがもれという。すがもれにより建物の腐朽、室内の天井、壁面などが著しく汚損される。長尺金属板による屋根は継手が少ないだけ、雨漏れは少なくなるが、馳内にはシーリングを入れることによってすがもれを防ぐ。

 

数寄屋造り(スキヤヅクリ)

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一般に茶室趣味の建築様式を広間に応用したものを数寄屋造りという。発生は江戸時代で裕福な町人の間に起こったといわれている。
板金工事では、銅板による一文字葺きの細かい造りや華奢で繊細な雨樋などに、その特徴を見ることが出来る。

 

スケルトン・インフィル

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建物の躯体部分(スケルトン)と設備・内装部分(インフィル)を分離して考える方式。

 

筋違(スジカイ)

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構造物を地震や風圧に対して丈夫にするために、骨組の中に斜に入れる部材を筋違という。筋違が入っていると、構造物は横から押されるときにも傾かずに、抵抗できる。筋違はまた、水平に床組や小屋梁面などの中にも組み入れることがある。この場合は水平筋違という。

 

図心(ズシン)

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断面の重心。

 

スタンディングシーム

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立平葺と同じ。立平葺と同じか、それに近い構成の屋根工法を英語でこのようにいう。

 

スチフナー

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板が曲がったりすることを防ぐために取り付ける補強材。例えば、プレート梁のプレートの座屈を防ぐために縦方向に取り付けたアングルなどをいう。

 

スチールサッシ

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建具を構成する部材(サッシバーという)を鉄鋼材料で作った建具。アルミサッシに較べ断面形状がラフになることと、防錆に難点がある。

 

スチールテープ

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鋼鉄製の巻き尺のこと。

 

捨コンクリート(ステコンクリート)

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基礎を作るとき工事を容易にするためと、墨出しなどのために、地固め面または割栗石面上に薄くコンクリートを敷くものをいう。

 

捨板(ステイタ)

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屋根や壁の納めに用いられる部材で、表面に見えない箇所に設ける。通常、役物の継手からの漏水を内部に侵入させないよう、表面の部材の裏面を雨水が流れるような構造となる。

 

ステープル

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金網などを止める股状の釘。

 

ステンレスシート防水(ステンレスシートボウスイ)

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ステンレス鋼鈑を用い。継手を連続的にシーム溶接して構成する防水層をいう。使用する板は、SUS 304またはSUS 316の塗装板もしくは無塗装板である。防水層の形式には露出工法と非露出工法があって、前者は幅500mm程度にスリットした板を、後者は幅を原板そのままの1.000mm程度の板を用いる。この工法はステンレス鋼板の温度伸縮に対し、スライド吊子や伸縮挙動の吸収をする継手などの工夫がなされている。

 

スパン ▲ページトップ
梁や小屋組の支点間の距離をスパンという。別名は梁間「ハリマ」という。
 

スパンドレル

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スパンドレルの語源は、次の5通りの意味を持っている。

西洋建築のアーチと外輪、及びアーチの額縁によって形成される三角形の壁部分。
柱、梁や小屋組などで構成される骨組構造で、外壁の柱と柱との間の壁。
建物の外壁で、窓の下枠と下階の窓の上枠との間の壁。
螺線階段の三角形の踏板。
板金工事で用いられる外装材の一つ。波板サイディング角波板などと異なり、板相互の継手は差込式になっているので、止め付けるねじや釘の頭が見えない特徴がある。反面、1枚のスパドレル部材の働き幅は小さくなって、せいぜい200mm以下である。使用材料は塗装溶融亜鉛めっき鋼板。ステンレス鋼板、アルミニウム板などである。なお建築で使用する部位は、外壁、内壁、天井など比較的人の目に近い個所に用いられる。
 

スプリンクラー

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天井または小屋裏などに設ける消火装置で、特殊な弁があり、出火により室温が68℃内外に上昇した場合、熱のため弁の可溶片が溶解して自動的に開孔し、水を噴射させ消火する。

 

隅唐草瓦(スミカラクサガワラ)

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屋根で、けらばと軒先が交わる隅の部分に用いる役瓦。

 

隅木(スミギ)

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寄棟屋根や方形屋根の隅棟部分を支える斜めに設けた部材。

 

隅勾配(スミコウバイ)

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寄棟屋根や入母屋屋根の隅棟の勾配を隅勾配という。隅勾配は平勾配よりも小さく緩やかになる。例えば2つの屋根面の平勾配が同じで、かつ両面が平面的に45度で接する隅勾配は、1/√2だけ小さくなる。

 

隅出し(スミダシ)

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屋根や壁の施工に掛かる前に、屋根材や壁材の働き幅を標準とした寸法を、梁や胴縁の取り付け面に印を付ける作業を墨出しという。折板葺の場合はタイトフレームの心を梁に、瓦棒葺の場合は瓦棒の心を野地面上に、壁のサイジングの場合はサイジングの重ね心を胴縁に、墨出しを行なう。当然ながら、墨は直線上に記され、蛇行しないことが必要条件となる。

 

隅肉溶接(スミニクヨウセツ)

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溶接で接合されるほぼ直交する2枚の鋼板の2面を溶接する三角形の断面をした溶接総手をいう。2枚の鋼板を重ねた場合、または他の1枚を直角に立たせるときの隅を接合するときに用いる溶接方法である。屋根工事の場合、タイトフレームと梁の溶接接合は隅肉溶接となる。

 
隅棟(スミムネ) ▲ページトップ
寄棟屋根や入母屋屋根で隣り合う2つの屋根面が交わる稜線部分をいう。降棟と混合されることが多いが、両者は異なるものである。
 

スライド吊子(スライドツリコ)

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屋根材の温度変化によって生ずる伸縮挙動を吸収するために作られた吊子をいう。スライド吊子は、基板と吊子片とからなり、基板は下地に釘やねじで固定されるので動かないが、吊子片は屋根材の動きに追随して自由にスライドする機構となっている。ステンレスシーム防水工事に用いる吊子はスライド吊子を用いることが原則となっている。

 

スラグ除去(スラグジョキョ)

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溶接作業時に発生する非金属物質をスラグといい、これを除去することをいう。