百塔の街プラハへ
 
【スロヴァキアへ】の最後に紹介した街・トレンチェーンを後にして、チェコの国境(写真:左・中)へ向けて走る。この国境でも同じくパスポートとドキュメントを見せろと言われて、盗難車かどうかのチェックを受けた。
道が終わってしまう行き止まりの町ではなくて、車の行き来はかなり有る。国境を抜けて、チェコ紙幣に両替をする。そしてこの国の交通規則について交通標識(写真:右)を見て制限速度などの規則を頭に入れる。
 

この国も豊かな自然に恵まれている。麦畑、菜の花畑の間を通過して一路プラハに向かう。高台を通過する時に目にした、全面黄色で覆われた菜の花畑(写真:左・右)を見下ろした時は、大自然の黄金色の絨毯を見て感激した。残念ながら、曇天の為に黄金色がクッキリしなかったけれども、晴天だったらもっともっと色鮮やかに見えるに違いないだろう。
車を走らせて後ろを振り返っても、先ほどの菜の花の畑が黄色く見える。国道が工事中の為に迂回させられたための、とてもラッキーな巡り合わせに感謝しなければならない。高速にて国道を突っ走るだけでは、このようなノンビリした自然の中を走ることはできない。ノンビリ行こうぜ人生は・・・。

 

大都市、ボヘミヤの古都に入るが目的のプラハ城へすんなりとは辿り着かなかった。田畑や森の間を抜けて、東西南北どの方向からプラハ(写真:左)に入ったのか自分がいる位置を見つけ出すまで、そして方向感覚を正常に戻すのに時間を要すのは仕方のないことである。
ボヘミヤの大地を大きくうねりながら流れる、ヴルタヴァ川の両岸に広がる、何処から見ても、塔の姿(写真:右)が目に付く幻想の都市である。カレル橋(写真:中)の全景を眺めるにはマーネス橋から見るのが一番である。橋の袂へ駐車して、そこから街の探索に入る。

 

古都の特長・石畳の道(写真:上段左)を歩く時はプラハに着いたと更なる感激を呼ぶ、マーネス橋を渡りながら、丘の上にそびえる14世紀のカレル4世から、19世紀のルドルフ2世まで(写真:上段中・右・下段左)、各時代の建物が一堂に会している城郭を見ることができる。
精巧なからくり時計が旧市街広場の南西角に立つ(写真:下段右)、旧市庁舎の壁に取りつけられている。時計は15世紀につくられたもの
である。一時間ごとに雄鶏が時をつげます。

 


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