2003/10/26
 ハロウイーン2003年
 
   
 秋が深まって、今年もハロウイーンの季節になりました。
最近、日本でもデパートやショッピングモールなどでも、かぼちゃをテーマにした飾りつけをよく見かけるようになりました。
 日本のお盆みたいな感覚で、フィリピンに訪れた時に墓参りに同行しました。

 亡くなった方の好物や花を持参して故人をしのびます。グレイヴヤードに着いて直ぐに驚いたことができました。マニラ首都圏の中にある墓地のため土地が少ないためか、故人の墓にたどり着くために全く赤の他人の墓の上を 「タビタビポッ、タビタビッポ」とつぶやきながら目的の故人の墓まで平気な顔で渡り歩きます。
 なんと言っているのかと尋ねてみたら、「上を失礼します」と言っているとのことでした。
さらに驚いたのは、故人を地面に埋められないために二段三段と重ねて埋葬しているのです。やはり人口密度のわりには一般市民の墓地が不足している事が原因です。
 もっと驚くべきことは、フイリピンの人々は百万人以上の方々が海外で働いております。その方々が不幸に外国で亡くなった場合、本人の希望や家族の希望で自国に帰って埋葬をするケースが多くなります。
そのために、マニラ・ニノイアキノ国際空港には毎日のように世界各国からドライアイスと共に棺が到着するそうです。この事はフイリピンの方々が働き者で海外で沢山の人々が頑張っていることの現われでないでしょうか。
 「CONDOLENCE」 やすらかにおやすみください。
見手我留記《数千の島・フイリピン》を御覧下さい。
 
  2003/10/19
 コスモスファンタジー
 
   
秋の訪れを感じさせてくれる花の一つです。キク科の花で日本人の心に合う無限の広がりを表現している八枚の花びらをつけています。
コスモスの群生は美しさだけでなく、野性的な優しさとたくましさを自分の心に訴えてくれるようです。


細い茎につけた花びらは少しの風にもユラユラとゆれて、もう少し強い風に対しては花びらごと取れてしまいそうになってもしっかりと茎にしがみついています。
たった一本だけで野山に生えていたら少しの風でも倒れてしまうかもしれません。しかし、群生の中でみんなで支えあって咲いているために、可憐で可細い茎たちが助け合って生きていく命のたくましさがあります。
八枚の花びらは八方に広がっていくようで、夢と希望を無限の拡大へ、もっともっと大きく広げてくれる気持ちにさせてくれます。
漢字の 『 八 』は扇の末広がりにたとえられたり、数字の8は『 ∞ 』の無限大を表わすたとえにも使われて、永遠に広がる宇宙そして未来にたいしての展望を与えてくれます。
 
とくにオレンジいろは心にジーンとうったえてくれる、とっても熱い情熱の広がりを伝えてくれます。
 
 
  2003/10/13
 地域開発
 
   
  あちらこちらを駆けずり回りながら、久しぶりに以前通った道を通過すると今までと様子が一変しているのに驚きを感じる。アレーこんなところにこんなお店があっただろうかと、以前の記憶をたどることがしばしばあります。

 街道筋にショッピングモールができて、その廻りにファミリーレストラン・オートショップ・ファニチュアーショップ・衣料品・家庭雑貨・建築材料工具やセルフ方式のガスステーション等ができ新しい町が誕生します。

 それによって近くにあった商店街が歯の抜けたように閉店に負い込まれております。威勢の良い魚屋さん、いつもみずみずしい野菜を置いてあった八百屋さん、白い衣服にて店先に出ていた薬局の主人、店先に座って客さんを愛想よく出迎えていた荒物屋のおばさんなどなつかしい顔を拝見することができません。

 しかし、道路・歩道・公園などが整備されると同時に新しい町並を見て、その中でいつも感じることは、相変わらず電信柱が地上に設置されており、せっかくの景観を壊しているばかりか、交通の障害になる。地下に埋設したケーブルによって電気が供給されれば、さらに新しい雰囲気の町ができるのではないでしょうか。


  日本全国あちらこちら、屋根屋として建築のお手伝いをさせていただいた建物の完成写真を撮って歩いていて、シャッターを押す前に「ああ、ここに電線がなければ」と思うことがしばしばあります。

 
  2003/10/07
 野山いっぱいのススキ
 
   
  まだまだ秋が進まない気配のうららかな気候が続きます。もう間もなくすると草木も色づきはじめます。そんなまもない間に見るススキは、緑の葉の中で無彩色な穂を風の吹くままにまかせて、ユラユラと揺れて小さな秋のひと場面を見せてくれます。

 花の咲かないススキを通りがかりに車を停めて、ススキにも色々な種類があるものだなーと思いながら、ただボーと眺めて見るのもなかなか風情があって良いものです。

  しばらくすると、葉もだんだんと無彩色に変わっていき、ススキの穂も同じ系統の色合に紛れ込んでしまいます。今ごろが見頃でしょうか。

 桜の花は木の上を眺めますが、ススキは身の丈以上の高さの生い茂った草の中につけた穂を眺めます。夜だったら空のあのあたりに月が出て、まだまだ遠くへ離れていかない火星が見えて、酒でも飲んだら最高だなーと哀愁を感じていた瞬間・・・・・・生い茂ったススキの中から男女が飛び出てきました。自分は何か獣でも出てきたのではないかと思いましたが、双方ともビックリしました。桜見物と違って華やかさはなくて、なんとなく陰険な気分に落ち込みます。
 
 ススキの穂は間もなくすると、風に吹かれて野山を浮遊してから定置にてまた新しい芽(子孫)を出します。ススキの葉の茂みの中は隠れ家として子孫繁栄の役にもたっているのか??
 
  2003/10/01
 スクリーン工法 「エテルニット」
 
   
 絶対雨漏りしない屋根・壁を目指して完成した工法。
発想を変えて、はじめから穴だらけの製品を作り、雨漏りをさせてしまう屋根・壁材を創ったらどうだろうかという社内提案にもとづいて製品化されました。
 施工もスタット工法を取り入れて、スムーズかつワンタッチに施工取り付けを可能にしました。開口率を55%まで取ることが可能です。スクリーン工法は光と風をやわらかく透過して、意匠効果は今までと違った建物を創ることができます。
 孔パターンは20種類以上、標準色は10色、さらに色々な成型パターンを組合わせることができます。

 用途として、屋根・ルーバー・目隠しパネル・暴風雪壁・間仕切り・スクリーンなどの用途に採用頂けます。
 最近の事例を紹介させていただきました。建物が完成のあかつきには、施工実績のコーナーにて再度御覧頂けます。

開発コンセプト
様々な光と影を創り出そう。
有孔板にて風・光・視線をやわらげよう。