2001/06/17
 照る照る坊主
 
  
「雨の日に晴天を祈って、紙や布などで作り軒に吊るしておく人形」
梅雨の中でどんよりとした日本列島の空、元気の良い太陽が待ち遠しい気分です。世界中で照る照る坊主を作って雨降りを止める願いをする習慣があるのは日本だけらしい。
しかし、地球温暖化現象で世界の気象条件は大きく変わりつつあります。どんどん砂漠化する状況にあり、雨乞いをする国の方が圧倒的に多い状況にあります。
エルニーニョ現象の影響で雨季になっても雨のない日が続く国がではじめている。なかには古来からの祈祷師の登場する国さえでていると聞いております。
日本に梅雨があるということは恵みの雨と思います。
屋根屋として商売上、雨が降らない方が施工する上で条件が
良いのですが、もし雨が降らなければ屋根屋という商売はどうなるのだろうか?と、一瞬疑問に思うことがあります。
 
 2001/05/22
 雨 樋
 
  

『雨樋』を辞書で調べると「屋根からの雨水を軒先で受けて下まで導く。」 と書かれてます。 英語では「GUTTER(溝)」の意味にとれる表現です。独語では「DACHRINNE(屋根に付く溝)」の表現です。
しかし、日本語の漢字は「樋」の字を分解すると、「木と通」と分かれます。雨樋は竹を半分に割って使ったり、丸太を削り、そこに雨水を通しました。
いろいろな国の屋根を見て歩いている時に、オーストリアのイエンバッハという町でこのような形の雨樋を見つけたのでご紹介します。右の写真を見て頂ければ、一目瞭然ですが漢字のごとく丸太を削ってダイナミックに軒先に取り付いています。
「これが本当の樋だなあ」と感心しました。
雪が降ると取り外せるようになっており、屋根は小砂利を敷いた外断熱工法を取っております。

 
 2001/05/07
 疲労回復
 
  
屋根職人さんの疲労回復法をご紹介します。
屋根工事は高所作業の為、一日何回も登り降りする、かなりハード^な仕事です。 そのハードな仕事の疲労回復をするには、やはり温かいお風呂が効果的です。湯船の中で、お湯につかっていて、体が温まったなあと思った時、脇の下や膝の裏に手を触れてみてください。他の部分より冷たいことに気が付きます。それは医学的見地から、リンパが滞ると言うことらしいのですが、この職人さんは湯船に浸かりながら、必ず,脇と膝の部分を血行が良くなるまで、もみほぐします。 すると体がじんわり温まり額に汗が出てくるのを感じます。汗をかくことから、血行が良くなり体液循環を高め疲労回復の効果が出るそうです。。