機内で遭遇した出来事
 
あちらこちらを旅していると色々な事を機内で体験します。
今回は遭遇した出来事 をテーマにしてみました。
エアーポケット
ブエノス・アイレスからニューヨーク・JFK空港への夜間飛行中、機体はエアーポケットに入り、スットーンと力が抜けたような状態で急降下したときの驚きと乗客達の喚き声はいまでも耳に残っています。
パイロットにもこの事態は予想することが出来ず、先行する航空機からこの状況の連絡は無く、予期しない気流の流れに入り込んでしまった様です。
私はシートベルトを締めてい為、何事も無く済みましたが、着席中はシートベルトの着用はすべきですね。


機内で亡くなられた方
無事、飛行機が空港に到着し、いつもの様にドアが開くのを待っていましたが、なかなか開きません。すると、機内アナウンスが流れ、客室乗務員の悲しそうな話し方で、乗客が亡くなった事を知らされました。
間もなくするとドアが開き、医師と看護婦二名が入り数分経ちました。検死の診断をしていたみたいです。
今度は入れ替わりに、警察官が五名ほど中に入り、事件か事故かの調べを終えてから、降りることができました。
亡くなられた方のご冥福をいのります。


サウスウェスト航空
アメリカ・テキサス州ダラスを拠点に全米をネットワークしているサウスウエスト航空の制服はとてもユニークです。
夏はポロシャツにバミューダパンツのスタイルで接客する、気取らないでとてもフランクリーな親身のサービスをしてくれる。
飲み物とスナック菓子だけの機内サービスであるが、テキパキしている対応がとても印象的です。
ボーディングパスには座席番号はなく、早いもの順に好きな座席にすわれて、中には六人がけの向かい合わせシートがあり、グループ旅行の楽しさを満喫させてくれる。


悪天候での恐怖

バハマからマイアミへのフライトでは、大西洋に浮かぶ島での思い出に浸りながら乗り継ぎ地マイアミ空港に間もなく到着、と言う時、空港周辺の空が今まで見たことも無い様な真っ黒な雷雲が発生し、もの凄い光を放つ稲妻が見えた。
さらに空港が近くなるにつれて肉眼でも大きな雨粒がはっきりと見え、視界は最悪・・・「パイロットは前方が見えるのか??」と思わずにはいられなかった。
降下体制は既に始まり、ウィングを目一杯広げ、浮力を保ちながらもうすぐタッチダウン・・・思った瞬間、機体がローリングしはじめて、その後急上昇を始めた、「ワーッ!」という叫び声が機内に起こった。私
もこの時ばかりは駄目かと思う恐怖を体験しました。


機内でのトラブル

私が座っている座席の一つ間をおいた席に座っていた乗客は大事そうにランプシェードを抱えていました。よほど大事な物なのか、壊れないように気を使っている感じでした。
しかし、離着陸時は規則で荷物は棚の中か、何処かへ仕舞わなければいけない事になっています。
アテンダントの方がその乗客に、安全上の理由と他の客にも迷惑になる為、その旨をお願い口調で説得していましたが、その乗客は無視を続けていました。すると、いきなり「うるさい」と言ってアテンダントの足を蹴飛ばしました。
私、長尺も我慢の限界ですぐに止めに入りました。とりあえず、離着陸の時は預かるということで一件は落着しましたが、その乗客は興奮が収まらなかった様で絶えずブツブツ言い、出された機内食にも手をつけず、ランプシェードを大事そうに抱えていました。
やがて空港に到着すると、ドアはすぐには開きませんでした。少し時間が経ってからようやくドアが開くと、3名の警察官が機内に入ってきて、アテンダントの足を蹴飛ばした男の身柄を拘束しました。


長時間のフライト
長時間のフライトとなる南米サンパウロ線はかなり体力的にも辛い状態に落ちる。まず、ゆっくりと湯船につかりたくなるし、機内食にも飽きが出始める。夏の季節の冷やしラーメンが恋しくなった時に出されたこの美味しさは今でも忘れることの出来ない味です。
航空会社の粋な計らいに感謝します。
贅沢を言えば機内にシャワーの設備があったら申し分ないですね。



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