赤い城のある古い都 GRANADA
 

 800年近くにわたってイベリア半島を支配してきたムーア人最後の拠点である。

 ユーロ道5号線を地中海へ南下する。【写真1・2・3】
途中、今まで見たことのない形状の凸凹した岩肌の峠を通過して、左手に標高700mの高地に城壁が見えてくる。

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 エスコパ広場から右に曲がり、さらにゴメレス坂を進むとグラナダス門に津着する。
町全体がベージュっぽい色合に包まれた、ユネスコ遺産に登録された中世イスラム宮殿の雅やかな美しさをもっている。
アルハンブラ宮殿の優雅な内装や庭園は、洗礼された往時の文化を今に伝え、イスラムの文化遺産の豊かさを誇る素晴らしい建築物だと思う。【写真1・2】

 世界各国の言葉が城内を観て歩いていると聞こえてくる。世界に誇る名所の一つであるんだなーという実感が沸いてくる。
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 石材と土を組合わせた漆喰構造の建築で【写真1・2】全体に素晴らしい造りだが、内部の装飾、石の彫り物、色タイルなどをふんだんに使い、幾何学模様、植物を形とった模様【写真3〜10】、アラビア語の言葉などが天井・壁・床に覆い尽くしている。
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 曲面を多用した窓から見るグラナダの街並みは、全体がこのお城と調和されて造られている。【写真1・2・3】
少し郊外に出ると、あたり一面がオリーブの木に覆われた小高い大地が続く。【写真4・5・6】オリーブの実はスーパーなどで売られている瓶に入った物しか見たことがないので、このように真近いところで手に取って触れてみるのは始めてであった。
 
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