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楽聖の地ヴィーン(WIEN・ウイーン)
車にて国境入管の人に「何処までですか?」と聞かれて「ヴィーンへ」と答える。
「ヴィーン!!!モーツアルトが好きですか?」と質問された。「いいえ、ビートルズのほうが好きです」と答えると大笑いされた。すかさず「あなたは誰が好きですか?」と聞きかえしたら「マドンナが好き」との事。お互いにクラッシクは興味がないので、またまた笑って、入国スタンプを押されてオーストリアへ入る。
グラーツを経由して一路ウイーンへと進む。
中心部は路上駐車のスペースがあまりないので少し手前のホテルをとった、すぐさま原産のビールを飲みに町へ繰り出す。
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陽が傾きかけているのに、初夏のヨーロッパはまだほのかに明るい。ドナウ河沿いにある古き時代を思い起こさせてくれるオーストリアの首都。
中心部には路面電車に乗って向かう。リングと呼ばれている環状道路の中に入ると豊な緑に囲まれた音楽の都の中心地です。このリングの中に見所、食事、買い物、ホテルがたくさん集まっている。大半がホコテンであって車輌は乗り入れることができない。10年ほど前に訪れた記憶が正しかったので、少しはずれにホテルをとって大正解だった。
入管の方とのやり取りが忘れなくて、早々にモーツアルトの像がおかれている公園へ行ってみる。像と搭L号の廻りにベンチが置かれており、ゆったりとした気分を楽聖の地にて味わえるようにしてある。
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歴史のある都市にふさわしく、あちらこちらに像が建っている。しかし公園の中で怪しげな男二人がポーズをとって見せ合っている姿もあった。
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博物館を廻ってケルントナー通りのにぎやかさを味わってシュテファン寺院へと足を向ける。
オーストリア最大のこの寺院がひときわ目立った建物である。
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寺院が昔からいかに大切にされていたかを物語る様に、この寺院よりも高い建物(137m)を建築することを禁止されていた。200年の歳月をかけてゴシック様式にて、屋根に金や青のモザイクを施した鮮やかな印象を与えてくれた。
堂内は日曜のミサが開かれており、映画『青きドナウ』を思い出させる。言葉では表現できない美しい歌声が響き渡る。♪♪♪♪♪♪。
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