『紅の豚』にて第一次世界大戦を一匹の豚が空中戦をアドリア海上空にて行っていた。その映画のシーンを思い出して訪れてみようと足を伸ばした。何も下調べをしないでどんなところだろうと思いながら、自由気ままにハンドルを進める。これがレンタカー旅行の醍醐味であり、時間に制約されない『見手我留記』の旅かもしれない。
国道をトリエステ手前から、CENTRO目当てに街の中心部へと向かう【写真:1】。山と断崖の道路を追従して進む。目の前にアドリア海がひらけてくる。
山裾に沿って家が立ち並び、とても景色のいい所を通過して撮影をしようとしたが、次々と車が列を作り、たまたまこの日はイタリア最大行事の一つ『ALPINI D′ ITALIA』【写真2・3】が開催されていたために、対向車線は国旗や華やかに飾った車の列で撮影ができなかった。
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