サンマルコ広場・BASILICA SAN MARCO
 
 リアルト橋を渡って運河沿いに進み、左折してサンマルコ寺院を目指す。
 迷路のような運河の小橋を渡りながら、路地をキョロキョロしながら人波にもまれて進む。サンマルコ広場へは左コーナーからの進入となり、金箔をふんだんに使用した黄金の教会と呼ばれるサンマルコ寺院は直ぐに目に入った。

 寺院の前は、入場する人の順番待ちで黒山の人だかりである【写真:2】。イスラム風の5つの丸屋根とゴシックの尖搭が組み合わさった、東方貿易を盛んに行っていた海運都市のシンボルにふさわしい壮大な寺院である【写真:3】

 その並びにはサンマルコ広場の中央に高さ99mの10世紀に創建、その後突然崩壊して10年後に復元された大鐘搭がそびえたつ【写真:4】
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 広場の廻りは、ピアノ・バイオリン・チェロなどの楽器を奏でる楽団をそなえたレストランが軒を連ね、ベネチア名物のベネチアングラスを売っている店や、土産店が取り囲んでいる【写真:1・2】。その中のレストランへ足を踏み入れて、早々にイタ飯を注文した。味は人それぞれによって味覚が違うと思うが、自分はマズイ・高いとの印象を受けた。観光客だけでない地元の人々が入りこむような店に入らなければだめだと思った。

 せっかくの水の都、水上バスに乗ってムラーノ島・MURANOを目指す【写真:3・
4】。水の都の住人??カモメが停泊用のポールに羽を休めている姿が印象的だった【写真:5】

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  東方からガラスの製法が伝わると、ベネチアを火事の危険から守るためにベネチアから北へ1.5km、水上バスにて40分の運河に浮かぶ島ムラーノ島【写真:1・2】
  ガラス製造会社の方は、水上バスが停まると同時にやってきて、運河沿いにある古代から現代にいたる様々なガラス器類を集めたガラス博物館と製造過程を見学させる工場へと導く【写真:3】

  手際よく、職人技で真っ赤に溶けたガラスを、器や置物などに姿を変える製造過程を見学、たくさんの拍手の中で職人サンの得意そうな顔が印象的だった【写真:4・5
。そして、完成した作品を販売している売店へ客を導く、なかなか商魂たくましいと思った【写真:6】

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 水上バスからは、マリヤ教会や今まで歩いてきた街並みや大鐘楼など、運河から見える景色はまた別の様相を感じさせてくれる。

  しかし、BUSと言われるように各停留場ではロープで手際よくブイに固定して、乗客を安全スムーズに乗り降りさせる。毎日の仕事であれ感心する。
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 車のない水都の建設は全てボート及び重機を兼ね備えた船によって行われていた。仮設材の運搬はもちろん、コンクリート・鉄筋・石材全てが船である。陸地の建築と同じようにハンディーを感じさせないのには驚いた。しかし奥まった路地内の建築は人の手に頼らなければならない。

 これだけの人が集まる場所のわりに公衆トイレの完備が悪すぎた。そして小用をするだけで60¢ユーロを取られる。ここを改善してほしいものだ。
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