ヨーロッパアルプス越えミラノへ
 

 二年ぶりのミラノへ。今日こそは残雪と氷河のアルプスを上空から撮影と思いきや、フライトアナウンスでは「到着地ミラノの天候は曇り」 とのこと。ああ!!今日もダメかとあきらめ、機内映画を三本観て旧レーニングラード(サンクトベルグ)近くにて窓のシェードを開けて外の光を機内にさしこます。

 あれ!晴てるジャン!!と思い、これはいけるんじゃないかなと思い窓に顔をつけて機外を見続ける。シベリヤのツンドラ地帯を通過して、スカンジナビア半島を右に、真下は初夏を迎えようとする北欧の海と島々を見渡せる。(写真1、2)

 いつもはワルシャワを左下に見ての飛行なのでいつもと違う「???」と思いアテンダントの方に聞いてみた。「ハイ、通常はもう少し南側のコースを取るのですが天候が悪い為に北側をフライトしている。」とのことでした、今回もダメかと諦めて機外を見ていると段々と真下は雲に覆われてしまった。機影が雲海に映っているのが見える。
到着の40分前「シートベルト着用」再度、機外に目を向けると遥か彼方にうっすらと山々の陰が見えました。「晴れてきた!」と呟いて、ここに紹介できた写真のヨーロッパアルプスの山並み撮影に成功しました。(写真3、4、5、6、7、8)

(15・05・04 JAL417・2A)

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 機体は高度を下げてトリノを下に、さらにミラノを左に見てミラノ・マリンペサ国際空港に着陸します。五月のヨーロッパは日本より日が長く、午後9時ぐらいまで明るい。
 
 早々とレンタカーを借りて市内へと向かう、ヴェネチア・トリノ方面へ向かい途中でミラノ方面の分岐を経て市内のホテルへ一路進む。市内は路上駐車のためになかなかパーキングスペースがない。ホテルから少し離れた所に縦列駐車を試みてトランクから荷物を取り出している時に「あれ!!!!パンクだよ!!!」いままで百数十台のレンタカーを借りて初めての経験である。今夜は借りた車が走行距離300キロ足らずの新車(プジョー)であるから盗難にあってもいけないので明朝にタイヤ交換することにして、チェックインするやいなやイタメシ屋に直行した。ビ−ルとピザと海鮮料理を注文して12時間にわたるフライトの疲れを癒す。

 早朝にタイヤ交換をしようとしたら、今までに見た事のないジャッキである。イタリヤ語で使用説明が書いてあるけれども分からない。ようやくああでもない、こうでもないしたあげくに使い方が解かった。しかし、ナットの一つがロックしてある、さらなる難関であった。トランクルームを探しても見当たらない??????と思い思案にくれてダッシュボードを開けるとそこに目新しいロック用のナットがあってナットク!!!!
レンタカーは『新車であって新品のタイヤでない!!』事実を始めて発見した。

 盗難予防の一つかもしれない。良く見るとホイールは新品だったが4本共6分目ぐらいの使用されていたタイヤが装着してあった。
タイヤ交換後にドーモ広場へ行ってみた、たまたまアルファロメオのクラシックカーの展示会が催される日だった。(写真1)

 前回の見手我留記のミラノ編も合せてご覧下さい。
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