黄葉のルクセンブルグ
 
 ドイツ・コブレンツからA1号線を西へと向かう、国境を越えると(写真:左)道路が今までとなんとなく雰囲気が変わってくる。ヨーロッパの中心に位置しており、ドイツ・フランス・ベルギーにかこまれた、神奈川県とほぼ同じくらいの小国、しかし世界金融都市をかまえている国である。

 

 道路標示が変わっている、そして今までと路面舗装の方法が違ってくる感じをハンドルに伝わる。ルクセンブルグ中心部にと広い道路が続く、いきなりとっても景色のいい渓谷の橋を渡る、橋の上に停車して下を覗きたかったが全面停車禁止の標識が列をつくっていたので我慢をした。渡るとともうそこはシティの中である。
 旧市街地のためか車道が狭くなり、車道に沢山、路上駐車をしているためになかなか停めることができなかった。ようやく銅像が展示してある公園の横にスペースを発見して縦列駐車をする。パーキングチケットを購入してフロントダッシュボードの上に置き市内観光へ出かける。

 
 早々にこの銅像を眺める(写真:1段目左)。不勉強の為誰の作品かは分からないが、ルクセンブルグの何かのお祭りを表現しているようだ。この公園のすぐさきに先ほど通過した、渓谷をまたぐような橋が見える。駆け寄るように谷を覗いて見ると、黄葉真っ盛りのとっても美しい森林と渓谷の景色が目の前に現れた(写真:2段目)
 思わずシャッターに指がかかる、ウキウキした気分でさらに道を下ると、旧市街地全体がユネスコ世界遺産に登録された(写真:1段目右)街並みを見る事ができる。ただ、息を呑むほどの絶景に素晴らしいの一言。教会を中心に谷沿いに家々がまるで箱庭を作ったかのように並んでいる(写真:3段目〜4段目)

 
 『黄金色に染まった黄色い葉が今、落ち始めてすぐそこまで来ている冬を黄色い絨毯を敷き詰めてむかえようとしているみたいだ。そして、春の芽吹きの時は緑葉の濃淡がハーモニーを奏でて街の景色を変えていくのかなー』と心の中に色々な色彩の季節を感じさせてくれる都市ルクセンブルグ。

 


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